トリノの選手が21の教訓それぞれに対応する1kmを走る
トリノで私たちが直面している状況は、物理的そして社会的な両面における環境の堕落だとジュゼッペ・チコーニャは言います。 「私たちには、特定の社会階級における犯罪性と絶望感があります。」 ジュゼッペは、この道徳の衰退を逆転させると決意し、トリノでのしあわせへの道ハーフ・マラソンへと導きました。
2014年に、イタリアのウルトラマラソンで有名な、そしてしあわせへの道の擁護者でもあるシモーネ・レオは、ジュゼッペがイタリアのアマチュア・スポーツ連盟の代表者が会うように手配を整えました。 その出会いが、トリノのしあわせへの道ハーフ・マラソンのアイデアが引き起こしたのです。 日時はその年の11月に設定され、別のマラサンの「しあわせへの道」ブースからその開始がプロモーションされました。
2014年の最初のしあわせへの道ハーフマラソンは「21の良識に基づくメッセージの21キロメートル」というモットーを掲げました。 コースの1キロメートルごとに『しあわせへの道』の教訓が2メーターの高さのパネルに展示されました。 レースは競争、順位、タイム、または賞もないもので、ランナーたちのあらゆる能力と経験レベルをひとつにするものです。
「レースは非競争...ランナーたちのあらゆる能力と経験レベルをひとつにするものです。」
イベントは成功を収め、イタリアのトリノ市と、トリノ第7地区官庁の後援を得ることとなりました。 最初のレースでは260人、翌年は300人のランナーたちが参加。 2016年には、トリノが州都であるピエモンテ州代表、トリノ第5地区官庁を含め、さらに多くの後援を得て、465人のランナーが参加しました。
2017年までには、うわさが広まり、トリノ第6地区官庁も参加を表明。 マラソンのコースがその地区を通っていることに気付き、彼らはスポンサーとしてリストされることを主張したのです。そして500人のランナーを呼び寄せました。
『しあわせへの道』のメッセージは、毎年選手や参加者、そしてレースを報じるテレビ、印刷媒体、オンライン・メディアを通じてさらに何千人もの人々に届けられました。このすべてが、トリノと地域を向上させるために役立っています。
事実
私たちの環境
以下の事実は私たちがなぜ、私たちの環境を大切にすべきなのかの理由です。
27%
サンゴ礁
惑星全体で破壊
80%
森
すでに失われ、毎日さらに375平方キロメートが破壊
1,692
エーカー
1時間ごとに砂漠化している生産的な土地
1.8
万人の死
毎年、安全ではない水や水害によって引き起こされている
55
億トン
化石エネルギー、ミネラル、金属、バイオマスが毎年、地球から抽出される量
信頼の回復を助ける
国際しあわせへの道財団は、21の教訓を広範に配布することで、人々に信頼と誠実さを回復させ、社会における道徳の衰退を逆転させようと努めています。 当財団への寄付金は『しあわせへの道』の小冊子やカリキュラム教材の製作と配布に役立てられます。