良い手本を示しましょう
『しあわせへの道』のプログラムによって、若者たちは良識に基づいた道徳基準を持つようになり、道徳的でない道を避けるようになります。
『しあわせへの道』は、若者が主体となって進めるさまざまな活動の原動力となっています。そうした活動を通じて、若者たちは責任、信頼、良識を育むために積極的な役割を果たしています。
しあわせへの道財団の主要な目的のひとつは、学校に通う子供たちに正しい行いと間違った行いの明確な基準を持たせることです。そうした基準があれば、子供たちは将来にわたって充実した人生を送ることができるでしょう。
しあわせへの道財団では、若者のポスター・コンテストや作文コンテストを数多く主催していますが、中でも最も大規模なのが「良い手本を示しましょう」コンテストです。これには1万2000以上の学校と1200万人の生徒が参加しています。
さらにこの全国「良い手本を示しましょう」コンテストは、合衆国議会から16回もの表彰を受けました。
どのようなコンテストなのか
これは参加者全員が表彰されるコンテストです。子供や生徒は4つの年齢層(5~8歳、9~11歳、12~14歳、15~17歳)に分類されます。そして彼らはオリンピック・タイプのメダルや、賞金、その他のアワードを獲得することができます。
審判は、コンテストのルールに基づいたポイント制度に基づいて、国、地域、州、市それぞれのレベルで入選者を選びます。
地域、州、市の入選者は、翌年の全国レベルのコンテストに出場する権利が認められます。
- コンテストに参加する各生徒には、『しあわせへの道』の冊子が手渡されます。これは97言語で取り揃えられています。
- 生徒たちはまず、『しあわせへの道』を読むことが要求され、それから本の中にある指針をひとつ選び、それに基づいた活動を行います。
- 生徒は原稿用紙2枚程度のレポートに、何を行ったか、なぜそれが他の人に対して良い手本になるのか、なぜそれが入選にふさわしいのかを書きます。
- そのレポートに、ビデオ、写真、挿絵、新聞記事の切り抜き、生徒が示した手本を実際に見た人の手紙やコメントなどが含まれていれば、審判は追加ポイントを与えます。
- 審判はすべての応募を検討して、全国、地域、市レベルの入選者を選びます。(このコンテストでは、良い手本を示し、レポートを提出したすべての応募者に対し、何らかの賞が贈られます。)
- コンテストの運営資金は会社、自治体、個人の支援によってまかなわれます。多くの場合、授与される賞品もそうしたスポンサーの提供です。スポンサーになっている主な企業や団体は以下の通りです。
IBM
サーチ & サーチ
ウォルマート
マクドナルド・オペレーター
ホリデー・イン
ステートファーム保険
フルート・オブ・ルーム
ウェルスファーゴ銀行
アイホップ
ロサンゼルス国際空港
ホーム・セービング & ローン
コンコード・テクノロジー
活動は、『しあわせへの道』に含まれている良識に基づく道徳的価値観を推し進めるものであれば何でも構いません。例えば、近隣、公園、砂浜の清掃キャンペーンを行った人たちもいます。また、『しあわせへの道』の小冊子を地域社会に配布するチームを組み、配布活動を行った人もいます。
地域単位の活動として、誠実さ、寛容さ、仕事への熱意、有能さ、他の人の信仰心の尊重、環境の保護といった価値観を広めるものもありました。