教訓12-2、あなたの環境を保護し、より良くしましょう:自分の空間を大切にしましょう
12-2. 自分の空間を大切にしましょう。
人びとが自分たちの所有物や空間をめちゃくちゃにしているとその影響はあなたの空間にもふりかかってきます。
人びとが自分たちの持ち物や場所を大切にすることができないように見えるときがあります。それは、自分はその場所にはあまり関係がない、また、自分の物を本当には所有していないという気持ちのあらわれなのです。 幼いとき、その人たちに「与えられた」物には、多すぎるほどの注意や条件がついていたり、兄弟や姉妹や両親に取り上げられることもありました。 そして、このような子供たちは、自分が受け入れられていないと感じたかもしれません。
こういった人びとの所有物、部屋や仕事場、乗物は、それらが実際だれのものでもないことを周りの人たちに知らせているのです。 さらにひどくなるとカッとなって物にあたる人もいます。 破壊行為3破壊行為とはそのあらわれです。「持ち主のいない」家や車はすぐにだめになってしまいます。
収入の少ない人のための住宅を建築し、管理している人たちは、その建物の傷み始める速さにしばしば驚かされます。 定義によると貧しさとは、少ししか所有していない、または何も所有していないという意味です。 いろいろな形で悩まされてきたので彼らも自分たちの行き場所がないと感じ始めるのです。
とはいえ、金持ちだろうと、貧乏だろうとまたどんな理由があろうとも、自分の所有物や場所を大切にしない人は周りにいる人たちに混乱をもたらすことがあります。 きっとあなたはそのような例を思いつくでしょう。
そういった人びとに人生で実際に何を所有しているのかまた彼らが自分たちのいる場所に本当に属しているのかどうか聞いてみなさい。びっくりするような答えが返ってくることでしょう。 また、それは彼らを大いに助けることにもなります。
所有物や場所を整理する技術を教えることはできます。 ある人にとっては「物を取ってきて使ったら、また見つけられるようにそれを同じ場所にもどすべきである」ということが、新しい考えのように聞こえるかもしれません。ある人は物を探すだけで、自分の時間の半分を費やしています。 整理に使うわずかな時間が、はかどった仕事という形で報われるのです。それはある人たちが考えているような時間の浪費ではありません。
自分の所有物や場所を守るためにほかの人たちにも彼らの物を大切にするようにさせましょう。