教訓7、真実とともに生きるように努めましょう
7. 真実とともに生きるように努めましょう。1
間違った情報は、人におろかな間違いをおかさせます。それは、人が正しい情報を吸収するのを妨げることさえするでしょう。
正しい情報を持っていてこそ、人生に関する問題を解決することができるのです。
ある人の周りの人間がその人に嘘(うそ)をつくと、その人は間違いをおかしてしまい、生存(せいぞん)する能力は低下します。
間違った情報というのは、学問、社会、専門分野といった、いろいろなところで生じる可能性があります。
多くの人たちが、私利私欲のために、あなたに物事を信じてほしがります。
あなたにとって真実であるものこそ、真実なのです。
あなたに情報を押しつけたり、情報を信じるように命令し、そうしなければひどい目にあわせるなどと言う権利はだれにもありません。あなたにとって真実でなければ、それは真実ではないのです。
さまざまな物事についてとことん自分で考え、あなたにとって真実であるものを受け入れ、そうでないものは捨てなさい。嘘でかためた混沌の中で生きていこうとする人ほど、不幸な人はいません。
7-1. 害のある嘘をついてはいけません。2
害のある嘘は、 おそれや敵意、ねたみから生まれます。害のある嘘は、人びとを自暴自棄(じぼうじき)の行為へとかりたてることがあります。それは、人生を台無しにしてしまうかもしれません。それは、罠(わな)のようなものをつくり上げ、嘘をついた人もつかれた人もそこに落ちてしまうでしょう。人間関係や社会に混乱状態がもたらされることもあるでしょう。多くの戦争が、害のある嘘から始まっています。
私たちは、害のある嘘を見破り、取り除けるようにならなくてはいけません。
7-2. 偽りの証言をしてはいけません。
真実ではないことを事実だと宣誓(せんせい)したり、証言したりすることは「偽証罪(ぎしょうざい)」と呼ばれ、重い罰(ばつ)を伴います。それは厳(きび)しく処罰されます。
しあわせへの道は、
真実の道にそって敷かれています。